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宝石鑑定用ルーペの選び方

宝石鑑定用ルーペ主に宝石鑑定用で使われているルーペですが、宝石鑑定用以外でも鉱石、小さなパーツ類など簡易的な検査で使われています。

宝石鑑定ルーペの特徴は?

宝石鑑定ルーペの特徴をまとめてみました。

  • レンズは、ガラス製で品物により2枚から4枚のレンズ構成。
  • 倍率は、8倍から20倍くらいのものが多い。
  • レンズの大きさは8倍だと20mmくらいから、20倍くらいだと5mmくらいと倍率が高くなるとレンズ径が小さくなります。
  • 標準的な倍率は10倍が多く、レンズ径は18から21mmくらい。
  • 本体も小さいのでポケットに入れられ、持ち運びにも便利。

このタイプのルーペは、倍率が高く、焦点距離(ピントが合う距離)が短いので、使用するときは、検査するもの(宝石など)を手やピンセットで持ち、ルーペに目を近づけて使用します。

宝石鑑定用ルーペの選び方

  • 宝石鑑定のルーペは、レンズコート無が一般的です。海外製ではレンズコート付のルーペも売られていますが、部品検査ではなく宝石鑑定用でルーペを買われる場合は、レンズコート無のものが一般的です。
  • 宝石鑑定ルーペの倍率は、10倍が一般的。15倍や20倍のものは、視野が狭くレンズ周辺の解像度も落ちますのであまりお勧めできません。

下の写真は、このルーペでよく使われているトリプレットレンズです。3枚のガラス製レンズを貼りあわせているものです。

3枚張り合わせレンズ

宝石鑑定用のルーペは、レンズの品質からニコン製かカートン製のものが品質が良く値段も手頃なのでおすすめです。

宝石鑑定用ルーペのおすすめは?

今までカートン光学製とニコン(NIKON)、中国製やヨーロッパ製のものを使っていましたが、おすすめは、ニコンとカートン製でしょうか?

ニコン製の宝石ルーペは、レンズ径が13㎜と小さめですが、倍率が10倍くらいのレンズですとレンズ中心部で観察することが多いのでレンズ周辺の解像力が落ちる部分を削ったのかなと予想します。品質は良いですし、日本製にしては価格が手ごろですのでおすすめです。

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カートン社の宝石鑑定ルーペもかなり人気があります。ニコン製よりもレンズ径が18mmと大きいので見やすいです。レンズ周辺も解像度はそれほど悪くないです。こちらも日本製です。

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上で紹介した以外の宝石鑑定ルーペは、どこも同じような感じなのと、中国製のように30倍とか40倍とかのルーペが売られていますが、本当にそのくらいの倍率がある場合は、視野が狭く使い物にならないと思いますので、宝石鑑定ルーペをご検討されている方は、10倍くらいの倍率で日本製がおすすめです。

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